最終更新日 2025年1月22日
「インプラントと入れ歯ってどう違う?」
「インプラント治療のメリットとデメリットについて知りたい」
「インプラントの費用はどれぐらい?」
虫歯の治療は、初期と中期のエナメル質や象牙質の浅い所までなら、ドリルで削ってそこに詰め物をすれば治ります。
だけど象牙質の奥にある神経まで虫歯菌に浸食されたら、抜歯して神経を取る治療を行います。
何故ならそのまま放置すると、歯の土台の歯槽まで虫歯菌の出す酸で溶けたり、毒素が全身に回って様々な病気を引き起こすからです。
そして昔から行われてきたのが、抜歯を行った後に、抜いた歯の代わりに人工の入れ歯を入れる治療で来た。
だけどこの入れ歯治療の評判が悪く、キャラメルのような粘着性の高い菓子がくっつくと被せが取れたり、硬いビーフジャーキーやスルメを噛んで食べると折れて再度の治療を余儀なくされました。
そんな不人気な入れ歯治療をどうにかして、自分の歯を同じように使えないかと開発されたのがインプラント治療です。
インプラント治療を行う事で、今までの入れ歯と違って治療後に自分の歯のように使えるようになり快適な食生活が送れるようになりました。
だけどまだインプラント治療をやった事無いのでどんな治療なのか不安を感じたり、どんなメリットがあるのか知りたい人もいると思うので以下に解りやすく紹介して行きます。
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インプラント治療と入れ歯治療の違い
インプラント治療と入れ歯治療の違いは、入れ歯に場合は入れる歯を支えるために、左右の健康な歯を削ってその2本の歯を支柱として真ん中の歯を支えるのに対して、インプラントは左右の歯ではなく金属製のインプラント体を歯茎の歯槽に植え込んでそれを支柱にしてます。
入れ歯の場合は、左右の健康な歯のエナメル質を削ってしまうため、左右の歯を脆くして虫歯になりやすくしてしまう事が欠点でした。
さらに使っているうちに左右の歯が力がかかって変形したり、入れ歯自体が合わなくなるため頻繁に作り替える必要があります。
それに対してインプラントを使えば、左右の健康な歯を傷つけないので左右の歯に悪影響を与えずに、インプラント体は頑丈なので長期間再度の治療が必要としない治療法です。
インプラント治療の流れ
インプラント治療の流れは、通常の入れ歯治療の抜歯を同じように、抜歯をして神経を抜きます。
ここからが違って、入れ歯治療の場合は、歯型を取ってそれを元に入れ歯を作って、左右の歯を削って入れるので比較的短期間で終了します。
それに対してインプラント体という金属ネジの支柱が耐えられる歯槽骨があるのかを、調べる所からスタートします。
年齢が若い場合はまだ歯槽骨が磨り減っていないので直ぐに治療に移れますが、加齢で骨密度が下がっていたり歯槽膿漏だと歯槽の治療を行う必要があります。
その後歯槽骨にドリルで穴を開けて、インプラント体を植え込みます。
これで終わりではなく、インプラント体が歯槽骨と一体化するまで、数か月放置して様子を見ます。
その後インプラント体がしっかりと歯槽骨と一体化したら、入れ歯治療と同じように入れ歯を取り付けます。
インプラント治療のメリット
インプラント治療のメリットは、丈夫な金属製のインプラント体が支柱となっているので流石に自分の歯とまでは行かないまでも80パーセントぐらいの力で噛んでも問題なく、入れ歯とは比べ物とならない位食事が美味しく食べられます。
インプラントは保険適応外の治療なので、高額なため普通の言えばでは使わないような審美性の高い歯を付けられてより審美性が高い事もメリットです。
入れ歯だと大きく口を開けて笑うと、横のブリッチの金属が見えてしまいますが、インプラントの場合は普通の歯と同じで入れ歯だと気付かれません。
入れ歯治療の場合は、左右の健康な歯を支柱に使うため、その左右の歯を傷めてしまいますが、そういった他の歯に負担をかけない事がメリットです。
それ以外にもインプラントがある事で、抜歯して隙間になっている事での歯並びの悪化を防ぐ効果や、歯がある事でおいしく物が食べられるので加齢による食欲低下も抑える事が出来ます。
インプラント治療のデメリット
メリットばかり書きましたが、デメリットもいくつかあって、インプラントは保険適応外の治療法で、インプラント体自体もチタンなどの高級な金属で出来ている為にどうしても高額の治療費がかかってしまいます。
さらにインプラントの治療後には、定期的なメンテナンスが必要でその通院とメンテナンスの費用も使い続ける限り掛かります。
それならメンテナンスをしなければいいと考えられる方もいますが、歯槽骨にインプラント体を打ち込む事で歯槽膿漏リスクが高まるのでメンテナンスを怠ると歯槽骨が歯槽膿漏の悪化で周辺の歯が自然と抜けてしまうリスクがあります。
それと通常の入れ歯治療よりも長期間の治療が必要となる事もデメリットと言え、メンテナンスの通院も治療の一環と考えたらずっと続く点もデメリットです。
そしてインプラントを歯槽骨に埋め込む技術は高度なので、技術の低い歯科医院で受けると、インプラント体が歯槽骨と一体化する前に入れ歯を付けてしまったり、そもそものインプラント体の植え込みの角度をミスする事も起こりえます。
技術の高い歯科医院を探さなければならない事も、デメリットと言えます。
まとめ
以上、インプラント治療のメリットやデメリットについて解説しました。