USCPAの基本情報を知ろう

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最終更新日 2025年3月15日

「USCPAという資格に最近興味がある」
「USCPA試験の難易度について知りたい」
「USCPA資格を取得するメリットは何?」

公認会計士資格を持っている人の中には、海外の資格であるUSCPA(米国公認会計士)まで取得することを検討している人もいるでしょう。
ハイレベルなスキルを持つ人材であるとアピール出来る資格であり、キャリアアップや転職のために取得を考える人が多いです。
日本でも少しずつ受験者が増えていて知名度が上がってきていますが、詳しいことを知らないままチャレンジすることはおすすめ出来ません。
興味がある場合は、まず基本情報を知るところから始めるようにして下さい。

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USCPAは米国各州が認定する資格

USCPAは米国各州が認定する資格であり、試験には100年以上の歴史があります。
幅広い業種や職種、年齢の人がチャレンジすることが出来、多彩な目的で受験する人が世界中に存在していることを知っておくと良いです。
これを取得しているということは、公認会計士としてのスキルが十分にあることの証明ですし、英語で業務に取り組める人材であることも分かります。
グローバルなキャリアを築きたいと考えている人、いずれは海外企業を取引先とする事務所で働きたいと考えている人などにとって便利な資格だと言えるでしょう。
受験資格を満たす人が挑戦出来るものであり、4年制大学を卒業している人、ビジネス学科や会計学科で一定の単位を取得している人であれば挑戦可能です。
単位が足りない場合は、スクールの特別プログラムなどを利用すれば単位認定してもらえます。

4つの科目から構成される試験に合格する必要がある

4つの科目から構成される試験に合格する必要があり、「財務会計」「企業経営環境・経営概念」「諸法規」「監査及び諸手続き」に関して学んでおく必要があるでしょう。
各科目75点以上が合格ラインとなっており、全ての科目で合格基準に達することが出来れば資格が付与されます。
1回の試験で全てに合格出来なかったとしても、最終的に全て取得出来れば資格の取得が可能です。
受験料は受験資格取得に2万円、受験自体に30万円必要となります。
1回不合格となって再受験するたびに7万円の追加受験料も発生することを覚えておきましょう。

USCPAの日本人の合格率が40%から50%

日本の公認会計士の合格率は9.6%前後ですが、こちらは日本人の合格率が40%から50%となっています。
そのため、比較的に簡単に合格出来ると勘違いする人が多いです。
結論から言いますと、合格率から読み取れるほど簡単な試験ではありません。
そもそも、USCPA試験を受けるためには膨大な費用が必要となります。
生半可な気持ちで受験する人はほとんどおらず、既に公認会計士の資格を持った上でチャレンジする人が多いため、公認会計士試験よりも真剣度が高い人やスペックが高い人が集まっている傾向があることを理解しておきましょう。
受験する人の半分程度は合格出来ていますが、難しい試験であることには違いがないと覚えておくべきです。

合格を目指した勉強に必要な時間は1,200時間以上

USCPAの受験を考える場合は、必要な学習時間までチェックしておくと良いでしょう。
合格を目指した勉強に必要な時間は1,200時間以上だとされています。
もともとの知識量や英語力によって差は出てきますが、一般的には合格者の多くが1,200時間以上の勉強を行った上で受験していると理解しておかなければなりません。
1日5時間勉強すると8か月ほどで1,200時間の学習が達成出来ます。
多くの人は働きながら勉強や対策を行っていくため、実際にはもっと長い期間をかけて勉強することになるはずです。
1年から2年ほどの長い期間をかけて準備することが一般的だと言えます。

勉強法に関しては独学とスクールを選ぶことが可能

勉強法に関しては独学とスクールを選ぶことが可能です。
単位要件を満たしていれば独学でも学ぶことは出来ますが、実際に合格している人の大多数はスクールを利用しています。
難易度や勉強時間を確認すると、独学だけでスピーディーに勉強を進めることが難しいと分かるはずです。
スクールであれば分かりやすい説明を受けながら学んでいくことが出来ますし、試験対策について詳しく教えてもらうことが出来ます。
分からない点があるときには素早く尋ねることが出来ますし、独学のときのように躓いて挫折してしまうという問題も発生しづらいです。
ただし、スクールに通う場合は30万円から80万円ほどの受講料が必要となるケースが多いことも知っておかないといけません。
高額な受講料となるので、受講したい場合は資金の用意から必要となります。

まとめ

USCPAに挑戦したいのであれば、最低でもこれらの知識を持っておくことが必須だと言えるでしょう。
詳しい内容をまだ確認していなかった人の中には、勉強時間や費用に関する部分で驚いてしまった人も多いはずです。
詳細を知ると分かるように、USCPAはいい加減な気持ちで受験出来る試験ではありません。
本気で取得したい人でなければ最後まで取り組むことも合格することも難しいと言えます。
この資格試験についてきちんと理解し、その上で受験したいと思ったのであれば挑戦するために行動を起こすようにすると良いでしょう。