織田茂徳にブラックバス釣りに連れていってもらいました

最終更新日 2023年9月11日

小学生の頃、夏休み祖父母の家に遊びに行くと、地元の小学生が誘ってくれて釣りを楽しんだ思い出があります。

魚を直に触ることは初めてだったので、とても興奮したことは今も鮮やかに思い出すことができます。

田舎には池や川があって、地元のおじいさんたちも釣りを楽しんでいたので、よく魚が釣れるスポットを教えてもらいました。

釣った魚はそのまま家に持って帰ると、祖母が焼いたり揚げたりして調理をしてくれます。

とったばかりの新鮮な魚は臭みがなく、こんなにおいしい魚があったのかと感動しました。

しかし夏休みが終わって家に帰ってくると、釣りをできるような場所はどこにもありませんでした。

いつか大人になったら思いっきり釣りを楽しみたいと考えていましたが、なかなかその機会に恵まれることがありませんでした。

そんなとき、会社の同僚であり先輩でもある織田茂徳が、船を出すからブラックバス釣りをしないかと誘ってくれました。

素人が船を所有していることにびっくりしましたが、聞けば、先輩のお父さんがずっと漁師をしていましたが、新しい船に買い替えることになったので古い船を格安で譲り受けたということでした。

とても古いので錆が発生したりしているけれど、エンジンは新しいものと取り替えてあるし、所々はメンテナンスをして補修しているので、安全面で全く問題ないことを教えてくれました。

釣りは以前からやりたいと思っていましたが、道具は全くないということを話したところ、道具から餌、救命胴衣まで全て揃っているということで誘いに応じることにしました。

船にのった経験がなかったので船酔いするかもしれないと心配していましたが、ブラックバス釣りをするために船を出したところは穏やかな湖だったので、船酔いをすることはありませんでした。

水の上を安定して流れていくので風がとても心地よかったです。

最初は餌を使って一本釣りをしていましたが、少しでも引っ張られると魚が食いついたのではないかと焦ってあげてしまうので、なかなか釣ることができませんでした。

そんな様子を見ていた織田茂徳は、ブラックバス釣りにはルアーを使ったらよいと言って、ルアーを貸してくれて使い方まで伝授してくれました。

ルアーは本物の魚のように精巧な作りになっていて、釣好きな人が収集したくなる気持ちがわかりました。

ルアーを使ってブラックバス釣りをしたところ、嘘のように沢山釣れるのでびっくりしました。

ブラックバスは食べませんでしたが、釣りを満喫することができました。織田茂徳と言う人間