予備校に通うためにはどのくらいの費用がかかるの?

最終更新日 2024年2月12日

予備校に通うためには、年間で約100万円程度の費用が必要になります。
実際にどのくらいの費用がかかるのかという点は、現役か浪人かの違い、さらには通う環境や受講内容などさまざまな要素で変わってきます。
そのため実際に通うことを考えている場合には、個々の状況ごとに費用の問題を比較して考えていくことが大切です。

 

最初に入学金で3万円程度必要

例えば現役生が予備校に入りたい場合、最初に入学金で3万円程度必要です。
一方で浪人生の場合には、入学金が7~10万円というケースが多くなっています。
このように現役生と比較すると、浪人生は通うために必要な費用が高くなるので注意しましょう。
入学金の違いだけではなく、そのほかの項目も異なるので個別の確認が必要です。

予備校に通うためには、入学金に加えて授業料が必要です。
授業料のポイントになるのが、受講する口座の数ごとに相場を考えていく必要があるという点です。
現役生の場合、1教科のみなら相場は13~18万円になります。
国数英の3教科を受講したい場合には、50万円前後が相場です。
一方で浪人生の場合には、1教科ではなく5教科で受講するという方が多くなっています。
5教科の場合の相場は60~80万円です。
受講する科目の数が増えれば、必要な授業料の額が多くなるのは当たり前のことです。
金銭的な問題も考慮したうえで、受講する科目を考えていくことも忘れないようにしましょう。

 

金額だけで決めると後悔する可能性があるので注意が必要

実際に受講したい科目の数を決めるとき、金額だけで決めると後悔する可能性があるので注意が必要です。
例えば現役生の場合、予備校での講義以外にも通っている学校での授業を利用することができます。
学校の先生に質問して対応できる部分があるなら、講義を受講しないというのも1つの手です。
苦手科目のみもしくは得意科目のみ選択するなど、自分に合ったスタイルで勉強ができるようにしましょう。
志望校に合わせた形で受講科目を検討することも大切です。

そして入学金や授業料のほかに、夏期・冬期講習でかかる費用も合わせて考えていくようにしましょう。
特別講習は受講する必要はないと思っている方も多くいるかもしれません。
しかし夏期・冬期講習は、苦手な分野の復習も含めて学力を強化できる貴重な機会です。
この機会に成績が一気に伸びるライバルが出現する可能性も高くなります。
ライバルに差をつけられたくないなら、状況に応じて特別講習の受講を検討することが大切です。

 

夏期・冬期講習の費用について

実力アップを目指すために必要な夏期・冬期講習ですが、実際に受講するためにはどのくらいの費用が必要になるのでしょうか。
内容や期間によって必要な金額は異なりますが、20~40万円というケースが多くなっています。
申し込みを行う時期や費用に注目したうえで、夏期・冬期講習を利用するか考えていきましょう。

予備校に通いたいと考えているのであれば、環境ごとにどのくらいの金額の差があるのか比較することも必要です。
知名度が高い環境だけでもいくつかの選択肢が存在し、候補ごとに費用には差があります。
少しでも安く受講したいと考えているのであれば、環境ごとに必要なトータルの金額を比較して考えていくようにしましょう。
例えば1年間で必要な金額を算出するなら、入学金や授業料さらには特別講習の費用に加えて、教材費や設備利用費を考えていくことが大切です。

参考→東進衛星予備校MSG

 

交通費も重要なポイント

またお金の問題を考えて通うところを選びたいなら、交通費も重要なポイントの1つです。
トータルの費用が安いところでも、家から遠くて交通費がかかるケースも見られます。
もしも交通費が高くなるなら、別の環境を選択するほうが安く利用できる可能性もあります。
特に遠いところの場合には、交通費のほかに途中で飲み物などを購入するのにもお金がかかるかもしれません。
さまざまなケースを想定して、自分の状況に合わせた選択が必要だという点を押さえておきましょう。

予備校に通う理由は、大学の合格へと近づくためです。
安く通うことができたとしても、残念ながら不合格になってしまった場合には、別の環境を利用すればよかったと後悔する方もいます。
受験が終わってから後悔することを防ぐために、お金の問題だけで決めずに、自分が納得できる選択肢を探すことが大切です。
納得できる選択肢を決めるために必要なのが、学ぶ環境や評判などを参考にするという点です。
学習のための環境が自分に合っていると思えるところなら、より良い形で受験に備えられます。
また利用者の評判が高いと、信頼して利用することにつながります。

 

まとめ

年間で100万円ほどの費用がかかることもある環境を選ぶうえでは、お金にばかり注目してしまう方も多くいます。
もちろん安く利用することは大切ですが、合格に近づくために自分と相性が良い環境か考えることも忘れてはいけません。
金額の安さだけに注目するのではなく、さまざまな視点からトータルで考えたうえでより良い環境で学べるように考えていきましょう。